ゴールデン☆キャット
ん?


それっていったい……どういう意味?


一気に頭の中がこんがらがって、思わず桐生君の顔を直視した。



「なにその変な顔。 口開いてる。」

「ちゃんと説明してくんないと分かんないんだけど……。」

「俺は結構前からお前を好きだったらしい。」



桐生君が私を好き?


好きって言った!?



「う、う、嘘だ!!」

「え、何その全否定。 何気に傷付くんだけど。」



嬉しいけど……嬉し過ぎて夢でも見てる気分なんだけど……。


聞き間違いじゃない……んだよね?



「普通に接してくれる女は柚と桜乃くらいだからさ、同学年の女で普通に接してくれるお前の存在が最初は新鮮だったんだよね。 だから俺の中で涼宮はお気に入りではあったんだけど、今日勘違いに気付いた。 ってか気付かされた?」


< 76 / 180 >

この作品をシェア

pagetop