ゴールデン☆キャット
ハッとして横を見ると、スマホのカメラをこっちに向けてる男がいた。


更に血の気が引いていく。



「どいてよ!! 離して!! 触んないでよ!!」

「声聞きたかったけど、それは二人きりの時って事で今は我慢してやるよ。」

「っ!?」



タオルを手に持った男が近付いて来て、必死に口を閉じた。


けど鼻を掴まれつい口で息をしてしまい、その瞬間タオルを口に入れられ頭の後ろで結ばれた。



「んっ、んー__っ!!!!!」

「これはこれでそそられんじゃん。」

「さっさとやれよ! 回せなくなんだろ!!」

「へいへい。」



回すって何!?


ヤダッ……!!


女子たちはいつもみたいに「ギャハハ」と笑っているだけ。



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