一夜くんとのアヤマチ。
「雪月ちゃん…」
ベッドに横になっている雪月ちゃんは、最初にこの部屋に来た時よりもさらに苦しそうに見えた。
「とりあえず今は、鶴花さんの容体を見守ることに集中して。救急車ももう呼んだし、他の子達には保健室がパンクするし、症状もすぐに治るから保健室には行かないでって言っておくから」
「う、うん…ありがとう…」
ドアが閉まる。すぐに、雪月ちゃんのそばに近寄った。
「…雪月ちゃん…ゴメンね…」
「…日向先生は悪くないですよ…そんなウイルスがついてるなんて、想像もつきませんから…」
「でも、私がしっかりしてたら…!」
「…先生は…優しすぎですよ…」
雪月ちゃんの顔が私の方に向けられる。
「…日向先生って、多分何でも人のためにしちゃう人だと思うんです。人のために何かをして、人の幸せを優先する…。それって、すごくいいことだと思うんです。…でも、ちょっとは自分のために、何かをしてもいいと思います…」
雪月ちゃんの言う通りだった。
養護教員になったのだって、そういう理由もあったのだ。養護教員になれば、困っている生徒の皆を、笑顔にしてあげられる。それも、たくさんの子を。きれいごとと言われたらそれまでだけど、そういうことだった。
「…私…先生のために、何もしてあげられなかった…」
「そんなことないよ、雪月ちゃんは…」
「先生がしてくれたことに比べれば、ささいなことです…」
いつの間にか、後ろに一夜くんがいた。
「…雪月…」
「…一夜…来てくれたんだ…」
「当たり前だろ? 大切な幼なじみがヤバい状況だってのに、部屋に帰ったりできるかよ!」
ベッドに横になっている雪月ちゃんは、最初にこの部屋に来た時よりもさらに苦しそうに見えた。
「とりあえず今は、鶴花さんの容体を見守ることに集中して。救急車ももう呼んだし、他の子達には保健室がパンクするし、症状もすぐに治るから保健室には行かないでって言っておくから」
「う、うん…ありがとう…」
ドアが閉まる。すぐに、雪月ちゃんのそばに近寄った。
「…雪月ちゃん…ゴメンね…」
「…日向先生は悪くないですよ…そんなウイルスがついてるなんて、想像もつきませんから…」
「でも、私がしっかりしてたら…!」
「…先生は…優しすぎですよ…」
雪月ちゃんの顔が私の方に向けられる。
「…日向先生って、多分何でも人のためにしちゃう人だと思うんです。人のために何かをして、人の幸せを優先する…。それって、すごくいいことだと思うんです。…でも、ちょっとは自分のために、何かをしてもいいと思います…」
雪月ちゃんの言う通りだった。
養護教員になったのだって、そういう理由もあったのだ。養護教員になれば、困っている生徒の皆を、笑顔にしてあげられる。それも、たくさんの子を。きれいごとと言われたらそれまでだけど、そういうことだった。
「…私…先生のために、何もしてあげられなかった…」
「そんなことないよ、雪月ちゃんは…」
「先生がしてくれたことに比べれば、ささいなことです…」
いつの間にか、後ろに一夜くんがいた。
「…雪月…」
「…一夜…来てくれたんだ…」
「当たり前だろ? 大切な幼なじみがヤバい状況だってのに、部屋に帰ったりできるかよ!」