R e : Y o u
夢とユメの中で



気付いたら朝になってて、私はベットに突っ伏したまま眠っていた。

冷えた上にずっと同じ体勢だったから体が痛い。


立ち上がると、クラっと視界が白くなって立ち眩みが起きた。

頭がガンガンして痛い。
ちゃんと布団に入って寝ればよかった。
しかも制服のままだし。お風呂にも入らなくちゃ。



重い体を起こしてリビングに向かった。
外からの光だけで部屋が薄暗い。

お父さんの姿はない。
リビングに来るときに玄関を見たら靴がなかったからもう出かけたんだろう。

朝早いって言ってたし。




変わらずあるのはテーブルの上のお金と
私が置いた紙2枚。手を付けた感じはない。


というか、私もまだ進路希望調査表に何一つ書いてなかった。

先生になんて言おうかな...。
せっかく色々調べてくれたっぽいのに。


ダメだ、これ以上考えると頭が痛い。
なんかフラフラするし。



洗面所に行って顔を洗って鏡に映る自分の顔の酷さに少し驚く。
まぁ、泣いたまま寝たらこーなるか。


...学校...休もうかな。

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