R e : Y o u
運命の人の見つけ方 番外編 side美加子
運命の人とか、運命の恋とか
生涯変わらない約束とか、愛してるとか
そんなもの何処にもない。
「美加子のことは好きだけどさ...俺より美加子の気持ちの方が大きすぎて答えられない」
春休み。今日は朝からデート♪
付き合って1ヶ月の彼氏と3回目。
場所は水族館に行って、ショッピングしてあっという間に1日が終わり。
帰り際の駅で彼はそう言った。
「い、意味分かんない!なんでよ、もっとはっきり言ってくれなきゃ」
「じゃあ、はっきり言うよ。ぶっちゃけ俺の中で美加子は重い」
彼の言葉が太い槍になって私を1突き。
何言い返せずに固まってしまった。
「じゃあ今までありがと。学校では話すことないと思うけど、もし何かあっても普通でよろしく」
今までありがとう...?
小林美加子。14歳。
フられました。