~Lion Kiss~
「社長……すみません、私……」

「大丈夫だ。お前には俺と花音がついてるから」

私は頷きながら涙を拭った。

*******

治人さんとの破局事件、來也とのこれまでの経緯を、私は二人に泣きながら話した。

「……有川さんとの事は、俺も責任感じてるんだ」

社長がうつむき加減でポツリと呟いた。

「社長のせいではありません。多分最初から、私と治人さんとはあれ以上のご縁はなかったんだと思います。それに、」

私は一瞬だけ躊躇したが、花音さんと社長にスマホの画面を見せた。

緑川冴子さんの前で、私と來也がキスしているあの画像だ。

花音さんと社長は、寄り添うようにしてスマホをみていだが、私がその事について語り出すと眉を寄せた。
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