理想の彼氏
『別に妬いてないし!』
「そーですかー」
それからいろんな
会話をしていると、
目的地に着いたらしい
『ここ…何屋さん?』
「バーだよ。
行った事ない?」
『バー!?
え~初めて!
すげーっ……』
「…すげーって(笑)」
中に入ると、暗がりで
カウンターにオシャレな
人達が沢山並んでいた
制服の自分が凄く
惨めに思えたんだ
「よぉ!彰~
‥ん?生徒か?」
顔を見た瞬間、この人が
彰の言っていた友達だと
分かった
何故なら本当に
可愛かったから
目がパッチリ二重で
なんだか子犬のような
顔立ちに、髪は
オシャレに立ててあった
「ちげーよ。
生徒なんか
連れてくるかよ‥‥
彼女だ」
そう言うと、彼は
私をじっと見た
「…よろしくね
名前聞いていい?」
『あっ、奈々です』
「奈々ちゃんか~
君、凄いねぇ」
不思議そうな
顔をしていると、
彰がクイッと
私の肩を抱き寄せた
「もーいいだろ、克哉」
『えっ、ねぇ何?
なんなの?気になる~
私凄いの??』
気になって
仕方がなかった私は
しつこく彰に聞いた
そんな私をじっと
克哉さんは観察しながら
柔らかく笑っていた
「‥こんな彰を見たのも
こんなキレイな
高校生を見たのも
初めてだよって事」
その言葉を聞いて
顔が真っ赤になった
彰を見ると、克哉さんを
思いっきり睨んでいた
「よしっ!そんな
めでたいことを祝って
今日は俺の奢りな♪」
にっこり笑った顔は
誰もが癒されて
しまいそうな
可愛いさだった
『まじですか?!
ありがとうございます!』
そして、私が
高校生だという事で
軽いアルコールで
ピンクの可愛い色をした
ドリンクを出してくれた