俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~
「前から、いーなと思ってたんだ。ちょっとぐらい話聞いてくれてもいーだろ?」


「あの、あたし……このあと約束があって」


「またまた〜。そんな適当なウソついても、俺にはバレてるよ。なっ、行こうぜ」


強引に腕を引かれ、怖くてギュッと目をつぶった。


「きゃっ!!」


その瞬間、男の子の手が離れた。








ハッと見あげると、男の子のとなりに、彼の腕をつかんでいるレオがいた。


レオ!?


いつの間に……?


「先約、俺だから。遠慮してくれる?」


ニッと笑い、男の子を突き放す。



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