血だまりの少女

各部屋の名前は書いていなかったが、一階の間取りは私の記憶と同じ事から、この屋敷の地図だと分かる。

【屋敷の地図を手に入れた】

地図の右上には方位マークが絵が描かれていた。

「本当だわ。だとするど私たちが居る部屋はここね」

「俺はカギの開いてたこの部屋しか知らなかったから、最初は子供の落書きかと思ってたんだ」

確かにクレヨンで描かれた地図は、線が真っ直ぐ描かれていなかったり、汚れていたりと、不恰好で地図と呼ぶには可愛らしさがあった。

「……ここに来るまでに、カギのかかった扉がいくつかあったと思うけど」

赤野の冷たい視線が塚本に注がれる。

私もその事について聞こうと思っていたのだが、赤野に先を越されてしまった。

「確かに扉はいくつかあったけど、どこもカギは掛かってなかったよ?」

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