血だまりの少女
「頭と体が切り離せなくても、ダメージくらい与えられると嬉しいんだけど……」
私はバケモノの首筋に狙いを定め、トリガーを引いた。
バンッ!
放たれた弾丸は吸い込まれる様にバケモノの首筋に命中した。
ギィェェェェエエエエッ!!
私は踵を返して、鉄梯子まで走る。
耳を塞いでも頭に響いてくるバケモノの悲鳴。
屋敷に忍び込んだ時、右側から同じ様な呻き声を聞いた。
おそらく二宮はあの時……。
そう思うと一発だけでは気が治まらなかったが、赤野との約束を破るわけにはいかなかった。