君とのキスの意味
亮と参加した交流会で、思わぬ人と再会する。

斉藤 清香さんだ。高校は別だった。通学の列車で見かける事はあっても、話すのは4年ぶりだ。

すごく緊張した。でもすぐに普通に話せるようになった。俺も、少しは成長してたのだろう。

普通に清香さんが話してくれたのと、まあ、亮のおかげもあるだろう。

俺が“ さん ”付けで呼んでいたら

「なんか、変な感じだから、普通に『斉藤』でいいから。私も『塚本君』てよぶから」

と言われた。ひとまず『あんた』は卒業できたようだ。

一時間ほど過ぎた頃、斉藤が教えてくれた。

ほのかさんは今、この近辺に住んでいると。保育士を目指して、短大に通っているそうだ。

それからしばらくして俺は、あのほのかさんの告白から久々に、ほのかさんと向かい合って話した。

ようやく、本人に直接謝る事ができた。ずっと、喉に引っ掛かっていた小骨がとれたようだった。

ほのかさんは、本当にきれいになっていた。いや、俺が気付いてなかっただけだ。

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