密室の恋人
なにか壮大な話に頭の中でなっていたが、
「此処は本土じゃないからだ」
と妄想とそう大差ないことを蒼汰は言ってきた。
「すみません。
もう一回言ってください」
「此処は本土じゃないからだ。
ちょっと船を降りてみろ」
と言い出す。
乱れたままの服や髪を思い出し、
「二……二、三分待ってください」
と言ったのだが、蒼汰は、
「別にいいだろ。
誰も見てない」
と言う。
「えーー」
誰も見てないって。
なにかこう……嫌な予感が。
「此処は本土じゃないからだ」
と妄想とそう大差ないことを蒼汰は言ってきた。
「すみません。
もう一回言ってください」
「此処は本土じゃないからだ。
ちょっと船を降りてみろ」
と言い出す。
乱れたままの服や髪を思い出し、
「二……二、三分待ってください」
と言ったのだが、蒼汰は、
「別にいいだろ。
誰も見てない」
と言う。
「えーー」
誰も見てないって。
なにかこう……嫌な予感が。