切れた・・絆

•••新生活と陰

結婚式の佳希は、美しく
俺は、ドキドキしていた。

両家の両親の喜びもひとしおで

牧師様の前で
誓いの言葉
誓いのキス
指輪の交換をした。

皆で沢山の写真を取りながら
俺は、昨日の未来ちゃんの姿を
なぜだか、思い出していた。

それを、佳希が見ていたのも
気づかないで‥‥‥‥


式は、終わった。
両親達と佳希の友達の鈴ちゃんと
七人で飲んで、騒いだ。

未来ちゃんは、式が終わると
何処かに出て行ったらしい。

おばさんが、
何を考えてるかわからなくて困ると
未来ちゃんのことをぼやいていたら
「母さん。
未来は、とても良い子だよ。
ちゃんと、見てあげてね。
私は、もうお家をでるんだから。」
と、佳希が言った。

「そうだな。」と、佳希の父さんが。

心の両親も頷いてた。


鈴が
「今日から、心君とこ?」
と、訊くから
「うん、その予定。」
と、佳希が答えると

「まあ、病院には近いね。
明日、ゆっくりしたら
あさってからだね。
頑張ろうね。」と。

「うん、勤務シフトが、
まだ、わからないから
心に負担かけるかも。」

「大丈夫だよ、やれる人がやれば
いいんだし、助けあっていけば。」
と、心。

「ありがとう。」
と、佳希。

「仲良しだね、さすが。」
と、鈴。

三人は、それからも沢山話をして
過ごした。

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