切れた・・絆

•••第二子


あれから、更に二年が過ぎ

私は、第二子を妊娠している。
私にとっては、待望の真飛との子供だ。

輝飛も、とても楽しみにしている。


もう、いつ生まれても
おかしくない。

今朝、真飛が
「今日は、どこにも行くな?
いいな。俺が輝飛を連れていくから。」
「わかった。今日かな?
また、お母さん達に連絡する。」

「ああ、俺にも必ず。」
「当たり前。
輝飛をお願いね。
じゃ、輝飛、気をつけて
行ってらっしゃい。」
「ママ、行ってきます。」
「はあ、俺には?」
「行ってらっしゃい、真飛」
チュッとしたら、

輝飛が、僕も、僕も
と、言うから
輝飛の頬に、チュッとした。
輝飛は、キャッキャッと
笑っていた。

真飛は、それを見て嬉しいそうに
しながらでていった。

二人が出ていくと
待っていたように
お腹の痛みが始まった。
直ぐに、お母さん達に電話した。

「あらあら」と、お母さんは、
「さすが、真飛さんね。」
と、言いながら。

間隔が短くなり
お母さんと病院へ
車から真飛に連絡した。

病院につくと、やはり真飛がいて
私を抱えて、病院内へ。
分娩室に入り
まもなく、第二子で女の子が
生まれた。
真飛に、そっくりな
きれいな赤ちゃんだった。
真飛も、喜んでいた。

両家の両親も輝飛も
大喜び!!


名前は、“希愛(ののか)”
可愛い名前!
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