嫉妬深い狼と同棲生活?!
「---で、どーゆーことなの!説明して!」
1時間目が終わってすぐにさっちゃんが私に振り返る。
勢い良く肩を掴まれ、その形相に私はギョッとしつつも
落ち着いて、とさっちゃんを席に座らせる。
「えっと、その…
出かけた次の日に、告白…?をされて
お付き合いすることになりました…。」
私がもじもじしながら報告すれば
さっちゃんは目を輝かせながら
そっかそっかそっかー!!と
私の頭をめちゃくちゃになで繰り回す。
ハタもその様子に笑いながら
良かったなぁ、と言ってくれた。
「濱崎さんってモデルみたいにかっこいいよねぇ〜。」
「うん。今日髪切りに行くみたい。」
「あぁ〜。確かにあの短髪はかっこいいもんねぇ。維持したいわ。」
と、好きな芸能人を観察し尽くしたファンのような発言をするさっちゃん。
一目でそのくらい分かるほど
パッと姿がキマっていたんだということだろうけど。
「ホンマ芸能人みたいやったよなぁ。
俺もなぁ、髪切りたい思うとってん。」
ほれ見てみーこの長い前髪ー。
とハタが髪の毛の話で自分の髪を見せた。
確かにすごい伸びていて
長い前髪を分けている今の髪型は
よくいるホストもどきの男子高校生になりかけていた。
ハタは顔が整ってるから
何をしても大抵似合う。
今の髪型も別に変ではないし
そのまま伸ばしても問題なさそうだけど…
「私も、ハタは髪の毛そんなに長くない方がいいと思うなぁ。」
と本音を漏らす。
去っちゃんもそうだねぇ、と相槌を打つ。
それに納得するようにハタが頷いて
「せやろー?
俺も今日切ってもらおかなぁ。」
そう言って前髪をもと戻すハタ。
ハタも私は短髪の方が似合っていると思う。
(濱崎さんは前髪だけ切ってくるのかなぁ…。)
なんて
学校にいる間でも濱崎さんのことが気になったりする。
早く会いたいなぁ…なんて。
少し恋しい気持ちを抑えながら
学校の授業を過ごした。