マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
第2楽章は変奏曲形式で進められていく。
プロコフィエフの力量が発揮されていて、色々な表情が感じられる箇所だ。


第3楽章はピアノとオーケストラの討論。
丁々発止のやり取り。

弦楽器と木管の示した主題に対して、ピアノはそれとは対立的な主題で、いきなり割って入ってくる。
空気を読まない、人の話を聞いてない感じだ。

言いたい事だけ言うと、ピアノは勝手にテンポを上げて飛び回るのだ。


ただ、ここのやり取りだけでなく、全体的にピアノの勢いに押されて、オーケストラや指揮者が、振り回されているようにも見える。
テクニックに走りすぎて、第1楽章の終わりは
テンポが先走っている所も見受けられたし…


自分で自分にドキリとした。

これじゃ、あら探しして難癖つける事で、自分の気持ちを宥めようとしてるようだ。


再び唐突に弦楽器と木管が、叙情的なメロディーを奏でてくる時、初めこそは乗り気ではなかったピアノもやがて歩み寄って来る。
そのメロディーはため息がでるように美しい。


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