マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
奏ちゃん自身がこんな地雷を抱えていたとは。

「……じゃあ、僕の時は?」

「…………………。それは……、
……ちょっと………。」

さっきと違って、何だかごにょごにょしだした
何で言えないんだ?

「……あの、マエストロの場合、今思えば軽率
でした。私に対する気持ちを打ち明けられて
たのに。」

だからと言って、それ以外のえっちも充分軽率だと思うけれど………。


「じゃあ、改めて返事、聞かせてくれる?
僕と、付き合って下さい!」

「無いです。」

「早いよ!しかも無いってどういう返しだよ
?!」

半泣き。

「申し訳無いですけど、無理です。マエスト
ロみたいに生活能力が極端に低くて、迷宮を
さまよう様なネガティブさを持ち合わせた人
とは仕事だから、と割りきったなら付き合え
るんであって。」

ぐっ。

「だから恋人として付き合うって言うのは、
無いです。あの、気にされてるんだったら、
そこは私割りきってますんで。大丈夫ですよ
?」

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