嫌なアイツと恋をする
第7章 ◆好き?嫌い?



『・・・ん~?。』

太陽の眩しさで起きてしまう。



…?

誰かいますけど?

起きた涙でぼやけて見えない…。

私は目をこすって周りを見た。


『…何で…。』

颯…君はストーカーなのか…?


「よだれ。」


・・・・何言ってんだ颯の奴・・・。


よ…だ…れ…。


『!!!』

寝てたからよだれが垂れてたかな!?


ゴシゴシ…

私は慌てて口の周りをこすった。

…あれ?

何にも付いてないよ?
騙した?
『付いてないじゃん!!!』

私は顔を赤くして言った。



「嘘。」



颯がクスッと笑って来た。


今の私には何か憎めなかった。
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