BEAST POLICEⅢ
咄嗟に振り向き、各々手にした銃口を向ける仲間達。

しかし、その銃口が火を噴く事はなかった。

そんな暇も与えず。

「っ…!」

仲間は1人、また1人と、頸椎に穴を穿たれて死んでいく。

まるで毒針を突き刺されるかのように。

悲鳴も、断末魔さえも上げる事なく、瞬時にして事切れる。

闇に乗じて、奇襲をかけたとはいえ、オルロフ1人になるのはあまりにもあっという間だった。

そしてその毒針は。

「っっっっ!」

オルロフの喉元にも突きつけられる。

< 134 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop