奏でる愛のハーモニー
入院生活の始まり
ピピピピピピッ


私の名前は如月夢華(きさらぎゆめか)
高校1年生ちょっとしたお嬢様学校に通ってる


「はぁ」


最近何かと体調がすぐれない

私には兄が2人いる

如月流星(きさらぎりゅうせい)
小児科医21歳
如月雄二(きさらぎゆうじ)
呼吸器内科22歳

この2人がいると体調が悪いことがわかっちゃうけどあんまり家にはいないからラッキー


母親は海外でピアニストをしてる
父親はお兄ちゃん2人と同じ病院にいて委員長をしてる


夢華は重い体を起こして、その日の日程を確かめた
今日は…


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

午前6時時半  起床

7時半     登校

午後4時半   ピアノのレッスン
  
6時      帰宅

7時      個人練習

8時      勉強

午後12時   就寝

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「まぁ今日はわりと楽だな」

体調が悪かったのです私は朝食を食べず
制服に着替えて玄関の扉を開けた

すると
「夢」

この呼び方は…

振り返ると流兄がいた
この時間に合うなんて最悪だ

「行ってきます」


流兄のどなりを通り過ぎた瞬間パシッ
いきなり手首を掴まれた

「夢何か顔色悪くない?」

ギクッ
私は知らないふりをして時計を見た

「ゴメン時間ないから」



と言って流兄の腕を振りきって走った
本当は走っちゃいけないんだけどね
ゴメン流兄!!私はそう心で言った


途中まで走ったらちょっと息苦しくなり立ち止まった。
しばらくしたら落ち着き学校へ行って席についた


すると…


パシッ


後ろから叩かられた
こーゆーことするのはあいつぐらいだ
私はそいつを睨んだ


「アハハハッ夢そんな顔したら女子力無くすぞー!あっ!もう女子力ないか」

こいつは隣の席で幼稚園から同じで幼馴染?の

熊谷翔哉(くまがいしょうや)
アダ名はしょうちゃん

いつもこーゆーうざ絡みをしてくる



はぁこんな奴ほっといて時計を見たら7時40分

私はいつも早く学校に来て音楽室に行きグランドピアノを弾く

今日はトレーニングもかねて渚のアデリーヌを弾く。

いつもこんなことを繰り返している


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