フリージアとアスチルベ
職員室の前で、大きく息を吸う。
「1-G、三井です。青柳先生いますか...
1-G、三井です。青柳先生いますか...」
「はい、青柳先生です。」
「え...!?」
足元に置いてあった荷物に足をぶつけ、悶絶する。
「ここじゃあれだよね、向こういこっか。」
先生はそういうと、私に手を差し出した。
「ほら、立って荷物持って。」
そういって私を立たせると、歩き始めた。
私は慌てて荷物を持つと、先生のあとを追いかけた。