幸せって、なに
元気な産声の赤ちゃん
 「オギャー」
元気な産声をあげて
可愛い女の赤ちゃんが産まれた。

妊娠中は八ヶ月目にはいった頃に切迫早産と診断され
安静の為、即入院。

そして二十四時間点滴という
過酷な生活が二ヶ月も続き、
いつ生まれてもいいという事で
退院したのも束の間、
妊娠中毒症になり
危ぶまれながらも無事な出産だっただけに
喜びもひとしおだった。

病室に戻って来た母親を待っていた祖母は
ねぎらいの言葉をかけた。
「よく頑張ったね。
妊娠中はハラハラしたけど、これでひと安心だよ。」
ホッと胸をなでおろした。

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