一番星
#0.プロローグ
 
 
 
…――いちばんぼーし、みぃつけたっ――…





手を伸ばした先には、ただ星空が広がるだけで。





――広がるだけ、だけど。


何故か手のひらが温かい。



こんなこと、気付かなかった。


考えもしなかったよ。





…――あなたに出会うまでは。
 
 
 
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