エリート同期は意地悪がお好き

朱莉side

…身体が重い。そんな事を思いながら、ゆっくりと目を開けると、司の寝顔がどアップ。

一瞬声を上げようとしたが、サッと口をつぐんだ。

…そうだ。昨晩、司とエッチ、しちゃったんだ。

と、思い出しただけで、顔が熱くなるのが分かった。

モゾっと動いて、固まる。

…そう言えば、体がスースーするんだよね。…///!!

「…ギ、ギャー!」

…我ながら、なんて言う悲鳴だ。

「…煩いな、起きたのか?」
「〜〜〜っ!」

パチッと目を開けた司。

…どうやら私より前に目を覚ましていたらしい。

声にならない声を発し、体を離そうとしたけど、司はにんまり笑って、私を抱き寄せた。

「は、はは、裸」
「うん、知ってる」
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