忘 恋

お母様は、
「本当にごめんなさいね。
      さあ、あなたも。」
「すまなかった。」
と、二人が頭を下げるから

「いえ、私こそすみません。
余計なことを‥‥‥
でも今、私は留衣のそばにいることが
できますから、大丈夫です。」
と、言うと。
「俺が、お前じゃないと
ダメなんだよ。だから離さない。」
と、言ってくれる留衣に正直嬉しくて
「うん、ありがとう。」
と、伝えると
みんな、留衣の甘いのを見て
びっくりしていた。

私がキョトンとしていたら

「あらあら、本当に留衣は、
雫ちゃんには、別人なのね。」
って、お母様に言われて
「えーっと、いつもこうだから
わからないです。」
と、答えると

「「「へぇーっと」」」
お母様、お兄様、心咲さん。
お父様は、驚いた顔をしていた。

翔君は、なれてきていたなら
ニコニコしていた。

「ところで、翔は雫ちゃんが
    ママで問題ないのよね。」
と、お母様。

「うん、僕、雫先生大好き。」と、翔。

「翔、雫先生じゃなくて、ママな。」
と、お兄様。
「うん?ママ。」と、翔。
「そう、ママね。」と、心咲さん。

「式は、どうするの?」と、お母様。
「雫のウェディングドレス姿みたいから
身内だけで、あげて、社内には、
社内ネットで、関連会社には、挨拶状で
それで、いいか?」
と、お父様に顔を向ける留衣
お父様は、
「お前のやりたいようにしなさい。
お祖父様、お祖母様には連絡しろよ。」

「ああ、わかった。
式の日取りは、早くしたい。
その前に籍をいれる。
今より、広いとこに引っ越すから。
雫の両親の予定を聞いて
挨拶してくる。

承諾を得たら、雫の両親と
顔会わせ頼む。」
と、留衣がお父様、お母様に言うと
「ああ、わかった。
雫さんと、良く話して決めなさい。」
と、お父様。

「さあ、大体の話が決まった所で
食事にしましょうか。」
と、お母様。

< 40 / 72 >

この作品をシェア

pagetop