忘 恋

7人で食卓を囲んで、
賑やかに食べた。

お母様の料理は、どれもおいしくて
お腹いっぱいになった。

心咲さんが、
「翔、雫ちゃんは、翔のママに
なるんだけど、幼稚園では、
みんなの先生だから、
幼稚園では、先生。
お家では、ママだよ、わかる?」
「うん、大丈夫だよ。
     ねぇ、ママ‼」
と、言われて、
嬉しくて涙がでた。

翔君は、オロオロしていると
留衣が、私を抱き締めながら
「翔。雫は、嬉しくて泣いてるんだ
心配ない。」
「うん、うん、翔君、ありがとう。
留衣、私‥‥‥幸せ。」
「ああ、そうだな。
もっと、もっと、幸せにする。」
と、言ってくれた。

みんなは、優しい眼差しで
見ていてくれた。

私達と翔君は、お礼を言って
三人で、帰った。
「留衣、翔君、今日は、ありがとう。」
「ああ、雫、両親に予定聞けよ。」
「うん、帰ったら、連絡するね。」

「明日は、式場を見に行く。
要を覚えてるか?あいつのところが
手掛けているから、そこにするつもりだ。
挨拶が、済んだら、籍をいれる
住む場所は、俺が決め手いいか?」
「要さんね。覚えてるよ。
後は、留衣に任せていい?」
「ああ。」

「さあ、翔君、お風呂入ろう。」
と、言ってお風呂に行き。
留衣は、要さんに電話していた。

私もお風呂から、上がり
お母さんに電話したら
「明後日の夜なら、お父さんも早いから」
と、云われた。
「ありがとう。」
って、言って電話を切った。
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