焦れ甘な恋が始まりました
「っ、」
「どれだけ、必死に頑張ってるか……っ。私は、ずっと側で見てきたから知ってるんです……!いつも夢に向かって真っ直ぐでガムシャラで……そんな人が、そんな風に憶測で悪く言われる理由なんてないです!!」
社長の言葉を遮って。
マシンガンのようにそこまで言い切れば、必然的にハァハァと切れる息。
思わず勢いに任せて声を張り上げてしまったせいで、当たり前に驚いたらしい社長は私を見て固まっていた。
だけど私はそんな社長を見ても、どうにも自分を抑えることができなくて。
肩で息をしている内に涙まで零れそうになって、私はそれを必死に堪えた。