B×B 〜美男子とブス〜
「は!?!?!?」
パニクるあたしに
軽男は勝ち誇ったような
笑顔を見せてあたしを見てる。
てか!
あたしが軽男のコト好きになるわけないじゃん!!
「ホラ、素直に言えよ。」
なにこの俺様気取り。
「あたしは軽男なんて好きじゃないもん!!!」
そう吐き捨てて
カフェを走り出た。
だって。
もう自分でもよくわかんなくて。
ただ
顔を近づけられた時のドキドキとか
軽男なんて好きじゃないって
言った時の軽男の少し傷ついた顔への胸のズキズキとか。
それがあたしの頭を全部支配して
離れなくて。
なんとも言えないもどかしさが
ずーっと心の中にあるの。
...これが恋なのかな?
好き
ってコトなのかな?
ねぇ。
誰か教えてよ。
