カラコン
とぼとぼと
一人で半泣きで
歩いていたら後ろから
「マコ。」
「……さとみ。」
友達A子
さっき離れた筈の
さとみがいた
「大丈夫?てか、一人で帰らないの。何かあったらどうするのさ。」
「あぁ……うん……。でもなんか。どうしていいか……。」
堪えていた涙が
さとみの顔を見て
ボロボロ出てきた
こんな街のど真ん中
人だって
沢山歩いてる
だけど
お構い無しに
涙が止まらない
「フェーン…。ムカつくよぉぉ……悔しいよぉぉ。ムカつくよぉぉぉ…。エェェェェン…。元カノ可愛いしさぁぁ…。」
言ってること
めちゃめちゃ
何から伝えれば
何から話せば
整理ついてない
正直
なんで涙が
こんなに出てくるのかさえ
よくわからない
「そんなに好きなんだねぇ。」
アタシが?
彼氏を?
いつでも
別れられる準備は
していたのに?
「どうせアタシなんて、あの元カノと戻る為の繋ぎだったと思うし……。だからアタシだって…本気にならないようにしてたし。でも凄い悔しい。もぉ、よくわかんない。」
ほんとに
よくわからない
自分の本音が
どこまでなのかさえ
わからなくなってる
「今日の出来事、ちゃんと彼氏に言った方がいいよ。隠すことではないし、むしろ元カノのあの行動、ちょっと不気味だし。」
「全部話してほっとけないから元カノと戻るってなりそう。いや、こんなことなくても戻るだろうけど…。」
「…もう少し彼氏信用したら?彼氏だってマコを不安にさせることしてないと思うけど…。」
「付き合うきっかけが微妙過ぎるよ。好きでもないアタシと付き合える男だよ。あんな女と長く付き合ってた人だよ。信用はないよ。」
さとみの
そうかなぁの
呟きが聞こえた
そうだよとは
答えなかった
「でもさ、さっきみたいに私達はマコの味方だから何かあったら直ぐに連絡するんだよ?」
さとみは
アタシと
ゆっくり並んで
歩いてくれた
ありがとうは
何度も言った
ごめんねも
何度も言った