ソラは今日も喧嘩中
放課後、やはり無言のまま、一緒に帰る。

怖い、すごく怖い。

わがままだったよね、私。

自分が耐えられないから、大空に辛い思いさせようとしてるんだもん。


無言のまま、駅の近くの小さな喫茶店に入る。

あまり高校生には似つかわしくない様なお店で、お客さんはおじさんが二人、それぞれカウンターでコーヒーをすすっているだけだった。

私たちは、奥のスペースへ通される。

松葉杖の大空を思っての、店員さんの気遣いだろう。

「こにちゃん、何にする?」

優しそうな口調でそう問いかけてくれる大空は、必死で何かを隠していた。

「ミルクティー。」

それだけ答えると、

「すみません。」

と、大空は店員さんに声をかけて、ミルクティーとコーヒーを一つづつ頼んだ。
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