俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「・・・っ、デモ・・・さま・・・ご無事・・・ですか・・・」
「あ、ああ、ああ!どうして!」
「・・・よか・・・た・・・。デモン・・さま・・・ずっと、お慕い・・・しておりました・・・」
うっすらと瞳を開けデモンを見上げる。
ミイナさんは、とても嬉しそうにほほ笑んでいる。
「俺を・・・?」
「はい・・・。あなたさま・・・のため・・・私は・・・。少しは・・・お役に・・・立てましたか・・・?」
「喋るな・・・。もう、喋らなくてよい」
ミイナさんが、カインの婚約者として近づいたのはシモンさんと同じでデモンのため?
デモンには、他にも思ってくれる人がいたんだ。
「・・・愛して・・・おります・・・。デモンさま・・・。デモンさまに・・・抱かれて・・・私、嬉しい・・・」
「黙れ!喋るな!・・・死ぬな!」
悲痛な声。
気づけたろうか。
なにもない。
そんなことはないって。