俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「よいしょ」
カインの座っている椅子の側においてあったテーブルに持ってきた皿を置く。
そして少し離れた場所から椅子を運んでくるとカインの側にそれを置き、私はそこに座った。
「・・・なにをしている」
「なにって、あんた、なにも食べてないみたいだから持ってきてあげたのよ」
怪訝そうな顔を向けられる。
そんなので、怯んでなんてやらない。
嫌なら、私を追い出すなりすればいいのよ。
「カインさまにそのような乱雑に乗せられた料理を!カインさまには、専用の料理を用意しています!さっさとそれを下げなさい!失礼ですよ!」
シモンが険しい顔でそう言った。
特別な料理?
なにそれ。
それが、総紳であるカインの常識?
そんなの、私知らない。
「せっかく、こんなパーティが開かれてるんだから、カインだってみんなと同じように楽しむべきよ」
「なにを知った風な口を!部外者が、とやかくいう事ではありません!」