もう愛情を求めない
はぁ、とため息を吐くととぼとぼとエレベーターの方に歩いていった。


一人になると、無意識に思い出してしまう。



『何でお前なんだ……』


『慎吾…連れてこいよ…』


『最期に…お前の顔なんか…見たくないんだ』


悲しくて両手に力が入る。


慎吾と言うのは……

前の里親に預けられた時に出来た、義弟。



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