もう愛情を求めない
危険な臭いがしていることくらいわかるのに、何も行動できない。


私は相手のなすがままだった。



「私をどうするつもりなんですか?」


いつもなら絶対に訊けないが、酒は言いたいことを促す作用を持っているみたいだ。



「どうするつもりって?

俺は楽しく綾ちゃんと酒が呑めればいいなって思ってるだけだぜ」


陽気にグラスを口に運ぶ恭哉。



< 272 / 461 >

この作品をシェア

pagetop