もう愛情を求めない
それに撮られたこと、すっかり忘れていた。


飾られていることが、なんだか嬉しい。



「あれ、座らないの、あーちゃん?」


菓子を手にして戻ってきた快君は、そう私に問いかける。



「こんな所に昔の自分がいるとは、思ってなかったよ」



「あぁ…これね。


実家で飾っていたヤツを持ってきたんだ。

あーちゃんのこと忘れたくないし、忘れないために」



家で飾っていたんだ…。

そこまで言われると、本当に照れる。


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