もう愛情を求めない
すると部屋を出ようとする。


「ありがとう快君!
本当に!
全然お礼できないけど、ウチに遊びにきてね!」


親に着いて行くように挨拶を言い、最後には頬にキスを交わした。



「ちょ、あーちゃん!?」


あ、顔面真っ赤。


快君の友達が茶化す理由がわかる。



「じゃあね!またいつか遊びに来るからね!」


「おう!
またなー!」


そう言って私たち本物の家族は、快君のアパートを後にする。



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