もう愛情を求めない
歩いている私の後ろで、彼は別れの挨拶を言ってくる。


無視されるってわかってるのに、何で言ってくるんだろう。


この時は理由を深く考えなかった。


歩いていく彼の後ろ姿を少しの間見続けると、私は自宅に帰っていった。




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