七色の明日
「なんで柊ってこんなに料理うまいの?」
「別にこれくらい普通だろ」
「……そっか普通だよね。私が下手なだけか。」
「そうだ。お前がへたなだけだ」
ちょっ、失礼ね、そう言おうとしたけどやめた。だって、柊が笑っていたから。
「よし、じゃあ私寝るね。
あ、明日も、皐月来るから隠れててね」
「どうしよっかな?」
「え?ほんとに隠れててね。じゃなかったら、どうなるか分かってるだろうね」
「どうなるんだろうね?」