恋 文 日 和
神楽くんの口から出た、三上くんの名前に
ドキリ、と心臓が跳ね上がった。
「な、何で…、」
「いや、最近よく話してるの見かけるから。」
「あ…。」
…そ、そうだよね。
三上くん、よくうちのクラスに来るもんね…。
神楽くんの言葉に、心の中
一人で納得する。
そして、神楽くんは顔色一つ変えずに呟いた。
「じゃあ、クリスマスは三上と過ごすんだ。」
「へっ!?ち、違うよっ!!」
「違うの?」
「違う!あたしが好きなのは、」
そこまで言って、はっと口元を押さえる。
って、あたし何言おうとしちゃってるのよーっ!!!
「…好きなのは?」
あたしの言葉に、首を傾げる神楽くん。
ぼっと顔に熱がこみ上げてきた。
「え、っと、あの、その、」
しどろもどろになってしまった、その時
ふいに見上げた掛け時計が差す時間。
「あーっっっっ!!!」