恋 文 日 和


………………………


つい最近まで
クリスマスムード一色だった街は、一転して新しい年を迎える準備をしている。

そんな街並みに
去年は珍しく、雪が降って初詣に行かなかった事をふと思い出した。


あの時はまだ、神楽くんを見てるだけで幸せで
同じクラスになれるなんて思ってもみなくて。


まして
こんなに仲良くなれるなんて、これっぽっちも考えてなかったな…。



そう考えると
今あたしが抱えている事は、贅沢な悩みなのかもしれない。

だけど……。



それでも、心までは偽れなくて。

あたしは神楽くんが好きで、傍に居たい。




例え、この想いが報われないとわかっていても

諦める、なんて
やっぱり出来ないんだもん…。




だから、神様。

辛くてもいい。
悲しくてもいい。


どんなに苦しくても
この恋だけは。

この気持ちだけは


最後まで、貫きたいの。




……神様。

どうか、この気持ちが
最後の最後まで

神楽くんに
彼に、届くように。





見守って、下さい。





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