幼なじみの罪ほろぼしと恋心
大樹が一緒に居てくれて本当に良かった。
あのどうする事も出来ない程気分の悪かった時、もし一人だったらと考えると恐くなった。
「そんなの気にしなくていいから。ほら少し目を瞑って休んでて。多分貧血だろうからしばらく安静にしてないと」
「貧血?」
あの急激な眩暈はそのせいなのかな?
今まで経験が無いから思いつかなかったけど。
そう言えば美野里はたまになるって言ってたっけ。
「そう思うけど素人判断は危険だから後で病院に行った方がいいな。それから会社に連絡も入れないとな」
大樹は頭の回らない私に代わって次の行動を決めて行く。
私はすっかり安心した気持ちで大樹にもたれかかっていたんだけど、段々気分が落ち着いて来るとハッとなり身体を起こした。
あのどうする事も出来ない程気分の悪かった時、もし一人だったらと考えると恐くなった。
「そんなの気にしなくていいから。ほら少し目を瞑って休んでて。多分貧血だろうからしばらく安静にしてないと」
「貧血?」
あの急激な眩暈はそのせいなのかな?
今まで経験が無いから思いつかなかったけど。
そう言えば美野里はたまになるって言ってたっけ。
「そう思うけど素人判断は危険だから後で病院に行った方がいいな。それから会社に連絡も入れないとな」
大樹は頭の回らない私に代わって次の行動を決めて行く。
私はすっかり安心した気持ちで大樹にもたれかかっていたんだけど、段々気分が落ち着いて来るとハッとなり身体を起こした。