幼なじみの罪ほろぼしと恋心
「全然楽しい飲み会じゃないし。今度、合コンやる時は青山さん誘わない方がいいよ。居るとしらけちゃうから」
トドメとばかり言われた時、私の存在に気付いた様子の美野里が、「花乃」って言いながら慌てた様子で立ち上がった。
でも私はもうショックで倒れてしまいそう。
頭がグラグラして立っていられないかも……そんな時、肩を力強く支えられた。
「……え?」
だ、誰?
混乱しながら振り向くと、なぜかここに居るはずのない大樹が居た。
フラフラする私を自分の方へ引き寄せながら、大樹は須藤さんに向かって言い放つ。
「ねえ、俺の彼女の文句まだ有るわけ?」
大樹は口元は笑っていて軽い調子の声音だけど、目は笑ってなくて須藤さんを見た事も無いような冷たさで見据えている。
こ、恐い……温度が一気に下がったみたい。
トドメとばかり言われた時、私の存在に気付いた様子の美野里が、「花乃」って言いながら慌てた様子で立ち上がった。
でも私はもうショックで倒れてしまいそう。
頭がグラグラして立っていられないかも……そんな時、肩を力強く支えられた。
「……え?」
だ、誰?
混乱しながら振り向くと、なぜかここに居るはずのない大樹が居た。
フラフラする私を自分の方へ引き寄せながら、大樹は須藤さんに向かって言い放つ。
「ねえ、俺の彼女の文句まだ有るわけ?」
大樹は口元は笑っていて軽い調子の声音だけど、目は笑ってなくて須藤さんを見た事も無いような冷たさで見据えている。
こ、恐い……温度が一気に下がったみたい。