私は先輩の浮気相手。






しゅうとはあれから友達になれた。


かと言って、しゅうは。



「俺はかすみを一途に愛してるぜ?」


「…しゅう!そんな言い方したら、かすみが苛められるでしょ!」


「そんなん俺が守るし」



「この馬鹿!影とかで言われる気持ち、わかりなさいよ!」

「俺の勝手だろ?

それに俺が誰を好きでも、他のヤツには関係ねぇ」




「あー…、かすみが可哀想」



何でしゅうは、あたしと話せているかって言えば。


あの日ばいばいして。

もう触れられないと分かっていたあたしに、

しゅうは一昨日話しかけてきた。




『俺ら別れても、普通に接しようぜ』

< 133 / 329 >

この作品をシェア

pagetop