私は先輩の浮気相手。
あ、め…?
しゅうってば。
あたしが風邪引いたときも、のど飴じゃない飴くれたよね。
そうやって、元気にさせてくれるんだ。
「しゅうっ、ありがとう!」
玄関から出ようとしたしゅうは1度振り返って―。
「どーいたしましてっ!」
ドアがパタン―…と閉じる。
手に掴んだ飴を、きゅっと握る。
あたし。
ちゃんと向き合う。
先輩に明日、改めて気持ちを伝えてみるから―。
空を見上げれば、青く澄み渡る景色が広がっていた。