私は先輩の浮気相手。






慌ただしく立ち去った唯を、隼人は追いかけていった。




「はぁー…タイミング悪....」


「先輩……」




「唯……なんで遊園地来てんだよ」




え。

先輩、今唯の事呼び捨てで―…?




「来ないと思ってたのが、穴場だったかなぁ」


そのままうな垂れるように、先輩は俯く。

何でか嫌な予感がする。




凄い―…胸がざわざわして怖い――。



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