私は先輩の浮気相手。
「愛してる宣言」
お弁当を食べきると、先輩があたしの手を引っ張る。
「じゃ、唯と一緒に、体育館いきな。
俺とはまた後でね」
ドアのところに現れたのは、久しぶりに思える唯だった。
何でか泣き腫らした顔をしている。
「か、かすみぃいっ!!
会いたかったぁああっ」
「相変わらず、ケモノみたいだなぁ」
先輩が笑うのを見て、唯は思い切り睨んでいた。
「とにかく、ごめんっ!かすみっっ」
「唯...謝ることなんてないんだよ?」
「うち....あの女たちむかついたから、毎日睨んでいたの。
そしたらうちも、かすみと同じ被害にあってね…」
「え、何で言ってくれなかったの?」