恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「好きなやついるからっつったら、だいたいすぐに諦めてく」


「え」



吃驚して顔をあげる。


『好きなやついるから』って言っているんだ。



「まあでも、たいていのやつには紗羽のことだと思われてるけどな」



晴希さんは苦笑しながらそう言っている。


でももしそうだとしたら、逆に誘われそうな気がするのに。


だって紗羽さんは結婚したんだよ?


子供も生まれたんだよ?


早く忘れるために新しい恋しろよ、なんて言われそうなのに。


本当にすぐに諦めてくれてるのだろうか、と疑問に思って晴希さんをじっと見つめる。



「何だよ? 疑ってんの?」


「そういうわけじゃないけど」


「けど、何?」
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