恋の魔法と甘い罠~おまけSS




腕枕をされている手で髪をそーっと撫でられながら、あたしは目の前にある逞しい胸に顔を埋める。


抱き合ったあと、こうやってやさしく甘えさせてくれるこの穏やかな時間が凄く好き。


いまだに熱の引かない胸にすりすりと頬を寄せる。



「何だよ、足りねーの?」


「え?」



頭上から響いてきた声に顔をあげると、そこには意地悪そうに笑う晴希さんがいて。



「こんな風に煽るなんてさ、もしかして満足できなかった?」


「……え?」



一瞬何を言われたのかわからなかったけれど、それはすぐに理解できて。



「そ、そんなことないっ!」



そう返したけれど。



「じゃあ、満足したんだ?」


「な! な!」
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