恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「おはよーございまーす」



後ろから体育会系の元気な声が聴こえてきた。



「おはよう」



振り返ってそう返した俺に、にやにやとした顔を向けてくる鷹山。



「何だよ?」



思わず眉を寄せてそう言うと、鷹山は俺に近づいてきた。



「いやー、吃驚しましたよー」


「は?」



意味がわからずさらに眉を寄せる。


そんな俺の耳元で鷹山は声のトーンを落として口を開く。



「主任って鮎川と同棲してるんですね」


「は!?」



予想外なことを言われて、つい大きな声が出た。


そんな俺を見て、鷹山はくすくすと笑う。
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