恋の魔法と甘い罠~おまけSS
すぐに生まれたままの姿になると、胸の前で腕を交差させながら、そのままバスルームに入っていった和泉さんのあとをついていく。


目の前で髪の毛を洗い始めた和泉さんを見ながら、あたしもシャンプーに手を伸ばした。


一緒に入ったけれど全く会話もなくて、お互いに黙々と髪、身体を洗っていく。


和泉さんが絡んできたらきたで恥ずかしいから困るけれど、これはこれでちょっぴり寂しい。


そんな思いが顔に出ていたようで。



「何不満そうな顔してんの?」


「え」


「ここ、尖ってる」



そう言ってあたしの唇を人差し指でツンっとつつく。



「だって、一緒に入る意味があったのかな、って思って」


「ん? あっただろ?」



和泉さんはそう言って首を傾げる。
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